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No.24 iPS細胞を使ってがん治療に挑む!

N0.24 iPS細胞を使ってがん治療に挑む!

第25回CiRAカフェ「iPS細胞をつかってがん治療に挑む︕」オンライン開催

https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/seminar/201204-150000.html

2020年12⽉4⽇ 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)ニュース

11⽉28⽇(⼟)15時より、第25回CiRAカフェ「iPS細胞をつかってがん治療に挑む︕」をオンラインで開催しました。新型コロナウイルス感染症の予防対策のため、今回初めてオンラインで開催しました。今回のカフェでは、⾦⼦新教授(CiRA増殖分化機構研究部⾨)が、がんの治療法の現状や⼈間が持っている免疫の働きについて説明したあと、iPS細胞を⽤いた次世代のがん治療の可能性について話題を提供しました。

⽇本⼈の国⺠病といわれているがんは、徐々に治る病気となってきています。がんの治療としては抗がん剤治療や⼿術、放射線治療などがありますが、最近では新しいがん治療として免疫を応⽤した治療が確⽴されつつあります。

私たちの体内にあるTリンパ球はがんを⾒分けて戦うことができますが、数が少なくすぐに弱って消えてしまいます。そこで、がんを⾒極めるセンサーを持つ若いTリンパ球を多くつくることができればがん治療に⽣かせると考え、⾦⼦教授のグループでは、iPS細胞を⽤いてがんと戦えるTリンパ球をたくさん作る研究を⾏っています。現在、2つのプロジェクトを進めており、1つ⽬は、患者さんのTリンパ球からiPS細胞をつくり、がんと戦える若返ったTリンパ球を⼤量に作製する研究です。患者さんのTリンパ球からiPS細胞を作ると、そのiPS細胞はTリンパ球だった頃のがんの情報を覚えているのです。 2つ⽬は、再⽣医療⽤のiPS細胞ストックを使い、がんを狙えるように遺伝⼦を改変したiPS細胞からTリンパ球を⼤量に作り保存するという研究です。これにより治療効果やコストの改善を⽬指しています。

「いつごろ治療になりますか︖」という質問に対して、⾦⼦先⽣は「早く進んでいるプロジェクトであれば、順調にいけば近々臨床試験に⼊れる状況です」と回答しました。他にも、「すべてのがんが治療可能となるのでしょうか」「この技術で考えられる副作⽤は何でしょうか」という質問などたくさんのご質問をいただきました。カフェの内容は、CiRAのYouTubeチャンネルでご覧いただけます。(以上、一部改変)

第25回CiRAカフェ・オンライン「iPS細胞をつかってがん治療に挑む

今回のメディカルトピックスは、新春特別号でYouTubeチャンネル付です。

メディカルトピックスNo14にも書かせていただきました様に、iPS細胞は日本で確立された無限の増殖能を持つ特別な細胞です。そして、今のがん治療のトレンドは免疫細胞による特異的(個別的)で、精密な(ゲノム遺伝子検査を利用した)がん治療ということです。問題はがん攻撃するために体内に存在する一連の免疫細胞をどのように増やし、投与し、どのように機能させるか?そのために、日本の複数の学術機関が研究を進めています。

福岡メディカルクリニックのがん免疫細胞治療をより効率的に、大量に、誰にでも行えるように努力がされているのです。期待したいと思います。

福岡メディカルクリニック(瀬田クリニックグループ)は、がんと闘うキラーTリンパ球の質と量を向上させ、さらに、一人ひとり異なる患者さんのがん細胞をタンパク・ゲノムレベルで検査し、ネオアンチゲンを同定することで、がんの攻撃目標をより精密・正確にする治療を進めております。

治療の方法、治療の組み合わせ、タイミングは、患者さん毎に色々計画ができます。

どうぞ、一度ご相談いただきたいと思います。

2021年1月3日  福岡メディカルクリニック  内藤 恵子

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