自己がん組織バンクによるがん組織の保管
がんの手術をされる予定の方、また、将来的に遺伝子の検査を希望される方は、摘出された細胞を凍結状態で保存をする必要があります。がん細胞バンクを利用すると、将来に治療の選択肢が増えます。
Technology Safety
22,000名以上、10万回以上の治療の治療経験を持つ、免疫細胞治療の専門医療機関である瀬田クリニックグループと連携して治療を実施しています。
また、再生医療等に関する安全確保法(2014年施行)に則り、副作用報告を定期的に厚生局へ報告を行っております。
免疫療法(免疫細胞治療)の科学的エビデンスの強化、安全性·透明性の更なる向上を目的として全国約50の医療機関が参加しているがん免疫細胞療法評価グループ(Cancer Immuno-cell Therapy Evaluation Group; CITEG)として共同臨床研究に参加しており、その枠組みの中で治療を提供しています。
当院では、 23,000名*以上の治療実績を持つ、免疫療法(免疫細胞治療)の専門医療機関である瀬田クリニック東京と連携して治療を実施しています。また、当院は免疫療法(免疫細胞治療)の科学的エビデンスの強化や安全性と実績・透明性の更なる向上を目的として全国約50の医療機関が参加している共同臨床研究に参加しており、その枠組みの中で治療を提供しています。(*2023年9月現在)
当院で提供している免疫療法(免疫細胞治療)は、患者さんの血液から免疫細胞を取り出し、約2週間かけて培養した上で再び体内に戻す先端的な再生・細胞医療です。患者さんの細胞を体外で培養・加工する過程においては、安全性確保のためのプロセス管理は非常に重要です。患者さんからいただいた血液は、厚生労働大臣に許可された株式会社メディネットの細胞培養加工施設(CPC:セルプロセッシングセンター)に運ばれ、血液中から取り出した免疫細胞を約2週間かけて増殖、活性化させます。こうした細胞医療においては、本来体内にある細胞を生きたまま体外で培養・加工するため、きわめて高度な安全管理・品質管理体制が求められます。
*細胞培養施設
患者さんの細胞を培養するクリーンルームは、無菌医薬品を製造する部屋と同等レベルの管理がなされています。空調設備や使用する機材は、コンピューターによる一元管理システムで24時間リアルタイムに稼動状態を監視されています。
免疫療法(免疫細胞治療)を含む再生医療は、2014年11月24日に施行された「再生医療等安全性確保等に関する法律(再生医療安全性確保法)」のもと国への届出が義務付けられています。当院で実施する免疫療法(免疫細胞治療)は、瀬田クリニックグループと共に多施設共同臨床研究を実施する施設として届出を行っており、全体の免疫療法(免疫細胞治療)の受診患者数・症例報告等については、以下を参照ください。
免疫療法(免疫細胞治療)の有効性のエビデンス(科学的根拠)を示している臨床研究は国内外に数多く存在し、がんの免疫療法(免疫細胞治療)を専門とする数多くの医師や研究者の手によって国内外で幅広く行われています。その中で治療に関する安全性や有効性のエビデンスは数多く報告され、学会や世界的な学術誌でも発表されています。
がんの手術をされる予定の方、また、将来的に遺伝子の検査を希望される方は、摘出された細胞を凍結状態で保存をする必要があります。がん細胞バンクを利用すると、将来に治療の選択肢が増えます。