福岡メディカルクリニック

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がんと免疫の関係

Relationship between cancer and immunity

がんと免疫の関係

がんは突然発症するものではありません。様々な要因で免疫細胞と異常細胞の均衡が崩れて、発症すると考えられています。これらの均衡を正常化することが免疫細胞治療の一つの目標です。どのように修復することができるでしょうか。

がんと免疫の関係

人間の体の中には約60兆個の細胞が存在し、其々の場所で、特別な機能をもっています。この細胞は、日々、成長と後退を繰り返しています。この中で処々のストレスやウイルスなど原因により、一日約5000個のがん細胞が発生しているといわれています。身体が正常に機能している間は、これらの異常細胞は免疫細胞により排除され、がんを発症することはありません。しかし、体調不良、疲労などにより免疫機能が低下していると、排除ミスが起こり、がん細胞に変化し、増加していきます。初期のうちに免疫の均衡を正すことが重要です。また、免疫細胞はほかの細胞と同じく、老化、減少して行きます。年齢とともにがんの罹患率が増える要因の一つです。

がんと免疫の関係

がんと免疫の均衡の修復

一旦、均衡が壊れてしまった関係を修復する方法として

  • ① :がん免疫細胞の数、そして質的なレベルを増加させる
  • ② :抗がん剤、放射線、外科治療などでがん細胞の力を弱めることで、相対的に免疫細胞との均衡を戻す。ただし、これらの治療により免疫細胞自体の力も傷害を受けて弱くなりますので、集中的に免疫細胞の機能改善が必要となります。
  • ③ :②の状態において、免疫チェックポイント阻害剤などの投与により、抑制されているがん免疫細胞の機能を増加、活性化させることにより、免疫細胞ががん細胞よりも強い状態にすることが可能と考えます。
がんと免疫の均衡の修復

しかし、免疫療法として行われている免疫チェックポイント阻害剤は、この使い方、副作用、効果が完全には明らかになっていません。③は理想的な治療ですが、各個人の条件を確認する必要があるでしょう。

がん免疫細胞の種類

がん免疫細胞治療にはいろいろ発見・開発されています。当院で治療として使用可能な細胞は4種類です。がん細胞を攻撃するリンパ球細胞があります。がんを特異的に攻撃をするリンパ球を増やすためには、リンパ球にがん細胞の目印を教えることが必要です。樹状細胞はリンパ球にがんの個別の目印を教えることが可能な細胞です。これを詳細な検査と特別な技術を使って、樹状細胞を培養し、樹状細胞ワクチンとすることが可能です。

活性化リンパ球(細胞)
  • ①アルファ・ベータ(αβ)Tリンパ球細胞
  • ②ガンマ・デルタ(γδ)Tリンパ球細胞
  • ③NK細胞
  • がんを特異的に攻撃をするリンパ球を増やすためには、リンパ球にがん細胞の目印を教えることが必要です。

  • ④特異的がん抗原(ペプチド)樹状細胞
  • 樹状細胞はリンパ球にがんの個別の目印を教えることが可能な細胞です。これを詳細な検査と特別な技術を使って、樹状細胞を培養し、樹状細胞ワクチンとすることが可能です。

がん抗原(ペプチド)特異的樹状細胞
がんに対する免疫応答反応
樹状細胞ワクチン療法